Bernard LACROIX
ベルナール・ラクロワはパリ10大学(ナンテール)において政治学の教授を務めており、フランス大学学士院会員として政治学の歴史社会学の講座を持っている。法、経済、社会学を学んだ後、社会学を専門領域とすることを決めた。主著としては『デュリュケイムと政治家』(政治学院出版局、モントレアル、1981)があり、またJ
ラグロアとの共著の『共和国大統領、機構の用途と起源』(政治学院出版局、モントレアル、1992)がある。
彼は68年の時期における若者と学生達の運動についての研究を多く行っている。特に『共同体のユートピア、反抗の社会史、68年5月パリ』(PUF 1981)を刊行した。ピエール・ブルデューが創設したヨーロッパ社会学センターにおいて、ブルデューやクリストフ・シャルルと共に『危機に瀕した大学にいかなる緊急診断・治療が必要か?』(1997)を共同編集した。今日においても、変わらず大学の問題についての仕事を行っている。