ヨリ・アイ アソシアシオンとは何でしょうか?
communication    education    identity

「ヨリ・アイ(YORI-EYE)アソシアシオンは、2004年からビデオ会議技術を使い、日本の伝統的な「寄り合い」が持っていた共同体の知恵を21世紀の世界に生かす活動を行っています。「寄り合い」、それは人々が集い、互いをよりよく理解し、参加者全員で問題の解決をはかる場 _ 言い換えれば共同体のフォーラムでした。
インターネットやコンピュータの発達によって、即座に情報にアクセスが出来るようになった今日、経済や社会はグローバル化し、急速に変貌し続けています。しかしこうして生まれたグローバル空間の中で、人と人のあいだのコミュニケーションは、地球規模になるどころか、いっそう希薄になっています。「ヨリ・アイ」は、新しいコミュニケーションが生み出した新たな空間に、日本の古来のコミュニケーション方法を取り入れ、新しい共同体のフォーラムを作り出し、それによって現在のグローバル空間を、人が生きていく社会へと再編成するためのささやかな一歩を踏み出そうとするものです。

ヨリ・アイ アソシアシオンを組織、管理する事務局:
会長:ヴァチュウ=土居・アリン (Mme Aline VERTUT DOI)
日本代表、事務総局長:ウォロノフ・ビクター(Victor WORONOV)
事務代理:石田 健作 
フランス代表:(在仏)クリステン・マチュ(Mathieu CHRISTEN)
技術委員:三浦 信孝 
学芸委員:土屋 進

アソシアシオンというのは:
日本でいうボランティアに類似する活動を行っている非営利団体は、フランスで「アソシアシオン association」と呼ばれ、数十万の団体がこの形で活動しています。ヨリ・アイ アソシアシオンは、2004年2月から活動を始め、2004年12月24日にパリで登録され、法人になっています。

歴史
● 実際の活動:『よりGOBALに・寄り合い』イベント
『よりGOBALに・寄り合い』イベントは、フランスの知識人・活動家と日本の学生数十名が、インターネットと画面を通じて対話する新しい試みで、 2004年には2回、東京日仏学院で開催されました。私たちをとりまく今日的な問題、課題を、文化・国境を越え、等身大の視線で対話しようという試みです。 過去2回のイベントでは、10数大学の学生・院生たちが集まり、率直な意見が交わされました。なお、日仏学院の協力で、このイベントは継続的に行う予定です。
● 2005年には、日仏学院の協力で、フランス政府から支援金を受けて、八つのイベントを計画し、すでにいくつかを実現しています。また日本のクリエーター、美術館、図書館、起業家、企業等とタイアップし、活動を広げていきます。


2005年6月までのパネリスト:
Alain Renaut アラン・ルノー
Luc Boltanski リュック・ボルタンスキー
Rony Brauman ロニー・ブローマン
Marc Crepon マルク・クレポン
Jean Delumeau ジャン・ドリュモー
Francois Dosse フランソワ・ドッス
Christian Galan クリスチャン・ガラン
Bernard Lacroix ベルナール・ラクロワ
Sylvie Mesure シルヴィ・ムズュール
Toni Negri アントニオ(トニ)・ネグリ
Bernard Stiegler  ベルナール・スティグレール 
Michel Wieviorka ミシェル・ヴィヴィオルカ ... 以後:< アルカイヴ >を参考

ヨリ・アイ アソシアシオンの規約で述べた使命
ヨリ・アイ コミュニケーションという協会は、フランスと日本、あるいはその他の世界の国々との間で、国際コミュニケーションと国境を超える共通理解を推進することを目的する。
ヨリ・アイ コミュニケーションという協会は、その目的を達成するため、とりわけ、『新しいコミュニケーション技術』を利用しながら、新しい教育方法を研究することを目的とし、それを実行する。
また、フランスと日本、そして欧州とアジアの間で、国際的な教育や社会経験を推進し、知識や経験という人類の資産を世界が共有できることを目指す。