谷口ジロー
1947年、鳥取に生まれる。さまざまな原作者による文芸、スポーツ、自然、時代物等、多彩なジャンルの作品に加え、オリジナルストーリーの作品もあり、しっかりとした画力、その構成力に裏打ちされた作品は西洋の読者にも理解し易い。アングレム国際マンガフェスティヴァルでは『遥かな町へ』(2003年、最優秀シナリオ賞)、『神々の山嶺』(2005年、最優秀デッサン賞)の賞に輝いている。彼はヨーロッパで最も良く知られた日本人作家の一人であり、西洋のBDと日本のマンガの渡し守の役を担っているマンガ家でもある。
フランソワ・シュイッテン
1956年ベルギー、ブリュッセル生まれ。建築家の一家に育つ。ブノワ・ペータースとのコンビにより「第九アート」の頂点とも考えられている「謎の都市」のシリーズが生まれる。2002年にはその全作品に対してアングレム市大賞が授与されている。2005年の愛知万博におけるベルギー館のデザインを手掛けている。また、今回の催しに併せて上映するタクザンドリアとカルクスのアニメーションフィルムの制作にも協力している。
他にブノワ・ムシャール(アングレム国際マンガフェスティヴァル委員長)、ジュリアン・バティスト(「マンガ・ビルディング」コーディネーター、アングレム国際マンガフェスティヴァル展示コミッショナー)、ヴィクトール・ヴォロノフ(yori-eye)も参加。